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丹羽順子(にわ・じゅんこ)のホームページにようこそ!このサイトでは、環境問題やサスティナブルな暮らし方について、ブログ形式にて思いつくまま書いています。世界中の旅の記録や、映像作品もご覧頂けます。お気軽にコメント、メールお待ちしております。  koko@junkoniwa.net

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March 31, 2005

NGOの広報戦略

….について色々リサーチ中。そしたらこんなブログを見つけました。ロンドンで関連のあった制作会社、Futerraの紹介もあって嬉しいですねー。そうですよね、やっぱり日本のNGOを元気づけるには、コミュニケーション戦略しっかりしないとね!日本でも“サステナ”っていう会社があるのね。知らなかった。「環境問題に足りないのはセンスのいいコミュニケーション」ということで、お洒落でポップでしかもアツいいい仕事していますねー。

NGOのお仕事は確実にこれから増えます。しかもやりがいがあって意義深い仕事ができる。さぁクリエイターの皆さん出番ですよー。お花見でもしながら、みなさんブレストでもしませんかぁー!

メディア | コメント (2)   

March 30, 2005

ミレニアム開発目標(MDG)とは

毎日3万人の子どもが貧困によって命を落としている
10億(世界の6人に1人)を超す人たちが一日一ドル未満で生活している
小学校に通えない子ども達は一億人以上
HIVで死亡する人は毎年300万人….

そんな世界のおぞましい現状を聞いても、問題意識ばかりが募る一方で、じゃぁ自分はどうしたらいいんだろう?と足踏みしてしまう人も多いと思います。いろいろな関わり方については別途書くとして、今日は世界の首脳陣(国連、国内政策、世界銀行など)がどのような枠組みでこういう問題を捉え解決に向かっているかを紹介します。それは「ミレニアム開発目標(MDG: Millennium Development Goal)」と言う合意にあらわされています。

「ミレニアム開発目標」は一般的にはそれほど浸透していないかと思いますが、いま世界ですぐにでも取り組まなければならない貧困や飢餓の撲滅、教育の普及などについての具体的な数値目標が示された、実は非常に分かりやすくかつ重要な言葉なので、みなさんも頭に入れておくことをおすすめします。 詳しくはこちらに書いてありますが、項目だけ見るとざっとこんな感じ。

Goal1 極度の貧困と飢餓の撲滅
Goal2 普遍的初等教育の達成
Goal3 ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
Goal4 幼児死亡率の削減
Goal5 妊産婦の健康の改善
Goal6 HIV/エイズ、マラリア、その他の疫病の蔓延防止
Goal7 環境の持続可能性の確保
Goal8 開発のためのグローバル・パートナーシップの推進

この八つの項目それぞれに対して具体的に目標とするターゲット数値が出ていて(例えばGoal 1 だったら「一日一ドル未満で生活している人の数を半減させる」、Goal2だったら「すべての子供が初等教育の全課程を修了できるようにする」など)、それを189ヶ国が 協力して2015年までに達成すると2000 年の国連総会で採択されたのです。

しかし、非常に大きな目標であるので、達成するためには多くの困難や課題が立ちはだかっています。政府や国際機関をはじめ、NGOや民間企業、そして地球上に住む全ての人々が協力して取り組まなければ、その達成は難しいと考えられています。   

では日本としてはどのような取り組みを始めているのか。その一つに複数のNGOが立ち上げた「ほっとけない世界のまずしさキャンペーン」があります。そのサイトにこんな言葉がありました。

ーーーーーー
まずしさは、「しかたのないこと」ではない
私たちとつながっている。
 
まずしさは、人間が作ったもの。
だから、人間がなんとかすることができる

この世界の貧困を ほっといているのは、わたしたち自身のまずしさかもしれない。
でも、それを変えていけるのもまたわたしたちです。
貧困は人災なのです。

ーーーーーー

「ほっとけないキャンペーン」は具体的にはまだこれからの活動という感じですが、世界のキャンペーンと呼応しながら活動を展開していく予定のようです。みなさんもサイトを一度覗いてみて下さい。

日本政府としての取り組みとして注目・期待されているのが、途上国への資金援助です。国連では、先進国の援助額を国民総生産(GNP)の0.7%まで引き上げるよう働きかけていますが、日本は世界有数の援助大国と言われながらも、援助している額は2003年で0.2%にしか到達していません。また援助の「質」(本当に援助したお金がミレニアム開発目標を達成するために使われているか?かえって環境破壊や貧困を勃発していないか?)も、ますます問われることになってきます。GNPの0.7% って3.5兆円ですよ!これ全部みなさんの税金や郵便貯金に預けたお金ですからねー。国がそれを有効的に融資しているのかをモニターすることも、実は私たち一人一人が問題意識を持たなくてはいけない重要なポイントだと思います。

例えば私が今インターンをさせて頂いているFriends of the Earth, Japanは、サハリン沖で行われている石油・天然ガス採掘事業のウォッチングをしていて、国に対して「もっと環境に配慮した事業をして下さい」と要望したりして成果を出しています。まずはこういう問題があるということを知ること、インターネットで検索して勉強すること、周りの友達と話し合うこと、NGOなんかでボランティア活動をしたり、実際にNGOに就職して働いてみる事(お給料もちゃんと出ますよ!)。。。専門家でなくてもできる事はいっぱいありますよね。

今月21日に「このままではミレニアム開発目標を達成するのは世界的に困難」という報告書が出ました。でももっと力を合わせて達成しなくてはいけない!という意志を全員が持って行動にうつせば、世界は少しずつだけれど変わって行くと思っています。

ミレニアム開発目標キャンペーン・ウェブ サイト

サステナビリティー, 特集! | コメント (2)   

March 28, 2005

未来をつくる教育の10年

実はあまり知られていないことですが、今年2005年から10年間は、「国連持続可能な開発のための教育の10年(United Nations Decade of Educaiton for Sustainable Development) 」ということに指定されていて、平和・環境・開発教育に関して、世界中でいろいろなキャンペーンや取り組みが行なわれることが期待されています。

これは2002年に南アフリカのヨハネスブルグで開催された会議で、なんと日本政府が提案して始められるものです。日本でも「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議(ESD-J)が立ち上がり、国内外でのネットワークを築きながら活動を始めようとしています。’Education for Sustainable Development’ (略してESD)とは、「持続可能な社会のための教育」という意味です、詳しくは、ESD-Jのこちらのページをご覧下さい。

ESDはこんな力を育む学びのプロセスです。

ー「わたしたち一人ひとりに、世界をよりよく変えていく力と責任がある」という信念
ーわたしたちが思い描くよりよい社会を実現するための能力
ーみんなが安心して暮らすことのできる未来につながる価値観・行動・ライフスタイル
ー公平性や、経済や生態系の将来を考慮した意思決定の方法
ー未来志向の考え方

端的に言えば、今まで日本が得意とする詰め込み型・暗記型の教育ではなく、自分の生活が世界にどんな影響を及ぼしているかに想像力を働かせられるよう体系的に学んだりして上に書いたような力を養う教育、つまりもっと柔軟で楽しく個性的で視野の広い教育をしていこう、というチャレンジがこの「教育の10年」だと言えます。

さて実際にどんな取り組みが始まっているのか、いくつかご紹介。開発教育協会では、教材体験フェスタ2005を開催して異文化理解、グローバリゼーション、貧困、南北問題、平和、環境、人権、貿易などの参加型学習教材を紹介しています。(風邪で行けなかったー悔しー)こういうのにヒントを得て、学校の先生が総合学習の時間(私たち世代で言うと「道徳」みたいな授業でしょうか)で授業を展開していくと良さそうですよね。

それからESDの10年とは直接関係ないですが、環境教育の大御所といえば、ナチュラル・ステップです。もともとはスウェーデンで始まった環境教育団体で、日本でも数名のスタッフが運営しているようです。(今度遊びに行ってみよう) 科学的データに基づいて独自に開発した4つのシステム条件をもとに環境プログラムを作成し、企業や行政で行なっているのですが、二日間のワークショップに参加した友人は「世界を見る枠組みが180度変わったね。素晴らしかったよ」と大絶賛でした。これは要チェックです。

次の社会を作っていくために一番重要で力を入れなくてはならない、とも言えるのが教育です。私も3年間日本映画学校で教えていた時に、教育の大切さを実感しました。「持続可能な開発のための10年」が始まったわけですし、これから大いにこの動き、盛り上げて行きたいですね。

教育, 特集! | コメント (0)   

March 28, 2005

アフィリエイトでお小遣い?!

遅ればせながら「アフィリエイト」について調べてみました。アフィリエイト(アソシエイトとも言う)は、ウェブサイトやメールマガジンに企業サイトへのリンクを張り、ユーザがそこを経由して商品を購入したりすると、サイトやメールマガジンの管理者に報酬が支払われるというシステムです。この方法でフツーの主婦でも一ヶ月数十万円を稼いでしまう方もいらっしゃるというから驚き!(例えばこのサイトなど) 

手始めに私もアマゾンのアソシエイト・プログラムに無料で登録し、検索ツールをサイトに貼ってみました。(サイト右)誰かがこの検索ツールを使って実際に本を購入した場合、アマゾンから私に報酬として3%〜6%が支払われる(1万円たまった時点で銀行振込か、または1500円のギフト券)ことになるわけです。他にもこのサイトで紹介している本(例えば下の本)をこのサイト経由で買えば、私に幾分かの収入が見込める、というわけです。

実際、企業は広告費には膨大な費用を投入しているわけで、広告なんて「モノを買わせるための最大の悪だ!」と思っている節の私にとってアフィリエイトは、個人マーケティングの方法で稼げるという以上に、企業主導型の資本主義のお金の流れを変えていく、ちょっとした引き金になると期待しています。何より自分のセレクションのテイストを信用してくれる人が増えて、そして収入にもつながる…. という流れが素晴らしいですね。私も早くネット上のエコ・ショップ立ち上げたいなぁ〜!

参考:ブログアフィリエイト徹底ガイド

アフィリエイトでめざせ!月収100万円?ウェブサイトでバナー広告収入を得る秘訣とは?
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その他もろもろ | コメント (4)   

March 28, 2005

CSR入門

CSR入門?「企業の社会的責任」とは何か
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日本経済新聞社 2004-12
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地球の未来を明るくする一冊
熱いメッセージが込められている
CSR入門から学ぶ

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先日行ったセミナーである人が勧めていて、タイトルにひかれて読んでみました。内容はタイトル通り「入門」ですが、CSRの基本的な考え方や事例は分かりやすく解説されています。また「企業におけるCSR組織の策定と展開」という章では、CSRを実践するさいの具体的アプションプランが五つ(1)経営トップのリーダーシップの必要性、2)CSRの本質の理解、3)全社を統括するCSR組織の策定、4)情報技術(IT)の有効活用、5)ステークホルダーとのコミュニケーション)提示されているため、CSRに関心がある経営者でも充分ためになる一冊だと思います。

特に著者の「CSRの本質とは、地球環境の保全、すなわち生物多様性の保護や生態系の維持である」という一環したスタンスには納得します。著者は「46億年の地球の歴史を一年間のカレンダーにたとえると、地球誕生は1月1日0時、人類誕生は12月31日午後11時37分、産業革命は午後11時59分58秒にすぎません。地球の46億年の歴史を振り返ってみれば、瞬間といってよいほどの短時間に、これだけ地球環境を悪化させたのです。経済至上主義がいかにすさまじい弊害をもたらしてきたのかを思い知らされます。」と言います。CSRの本質をいまいちど捉え直し、生態系に調和する新しい経済システムを創っていかなければならない時に来ていると痛感しました。

興味深かったのはなぜヨーロッパではCSRが盛んかという分析。まず市民社会が成熟していること。それからNPOの積極的な役割が関係していること、と著者は言っています。以下本書からの引用です。

「ちなみにヨーロッパにおけるNPO・NGOに対する捉え方は、日本と少し違っています。ヨーロッパのNGO・NPOは、いわゆるエリート集団が引っ張っており、政府もそれらの組織を活用するために、資金的なバックアップをして政策を進めています。政府とNGO・NPOのつながりは強いものの、互いに癒着構造にはならないよう独立の関係を築いています。(中略)ヨーロッパでは社会問題が認識されると、政府が規制をつくり産業界がそれを守るという従来の古典的利害調整から、NGO・NPOが中心となって直接企業に働きかける民主的な構造が出来上がっているのです。(中略)ヨーロッパでCSRが盛んな背景には、NGO・NPOに代表される市民の手を借りた民主主義構造がつくられていることがあります。日本でいわれるようなCSRとコンプライアンスをむ結びつけるような傾向はあまり見られません。むしろコンプライアンスは法令遵守という点からCSR以前のものとして捉えています。」

やはりNPOやNGOがもっと成熟して、企業と協調体制を築きながらCSRの文化を日本でも活性化させていく必要性があるということではないでしょうか。

映画・本・音楽 | コメント (5)   

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