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丹羽順子(にわ・じゅんこ)のホームページにようこそ!このサイトでは、環境問題やサスティナブルな暮らし方について、ブログ形式にて思いつくまま書いています。世界中の旅の記録や、映像作品もご覧頂けます。お気軽にコメント、メールお待ちしております。  koko@junkoniwa.net

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May 26, 2005

私にできること10項目+消費を抑えること

環境活動家として知られるDavid Suzukiさんのウェブページに「私にできること」10項目がのっています。日本語の訳は、こちら。

1)  家庭の消費電力を10%減らす
2)  断熱性の高い家、省電力の家電を選ぶ
3)  殺虫剤を使わない
4)  肉抜きの食事の回数を増やす
5)  国産の、できれば近くでとれた食べものを選ぶ
6)  燃費の良い車を選ぶ
7)  移動はなるべく徒歩、自転車、公共交通機関で
8)  住まいはなるべく職場や学校の近いところに
9)  車になるべく頼らないライフスタイルを
10) 環境について学び、情報を分かち合う

皆さんはいくつか実践していますか?

私は1)の電気は結構気をつけています。あとお肉も好きだけれど、なるべく控える食生活に少しずつ転換しているし、地産地消にも注意してる。10)に関しては毎日仲間と語り合っている気がする。

それから、私としてはこのリストに「必要なものしか買わないようにする」も加えたいところです。

たまにTVをつけると、番組の間に流れるさまざまな商品のコマーシャルの完成度の高いことには驚きます。パソコン、プリンター、携帯電話などの電気機器、清涼飲料水、お菓子などなど。とにかくイロイロな企業がイロイロな商品をこれでもか!という巧みな先方で売ろうとしているんです。消費に敏感な私でも(たまに)ついつい買ってしまいたくなるような仕掛け!でも、なんだかとってもだまされている気がする….

確かに便利なものはいっぱいある。でもそこまで便利になる必要があるの?その商品を買うことがどれだけ地球に負担をかけてるの?ただ単に儲けたい企業のたくらみに振り回されてるだけじゃないの?と思ってしまいます。ロンドンもすごかったけれど、日本(特に東京)は新しい商品をどんどん開発して購買意欲をかきたてる戦略が徹底しているんですよねー。

世界中の人たちが公平にベーシックなニーズを満たす物質を手に入れるようにするためには、当然、先進国に住む私たちが際限ない買い物を慎まなければなりません。日本やアメリカと同じような生活スタンダードを世界中の人が実践するためには、地球が4つ必要だ!とも言われます。大量生産、大量消費、大量廃棄の生活におさらばしないといけないわけですね!

でも「私たちの消費」と「環境問題」の関係性に関しては、まだちゃんとした理解がされていないし、世界的にもまだあまり取り組みが進んでいないのが現状です。でも少しずつ国際レベルでも国内のNGOレベルでも色々な活動が始まっているんですねー。下にいくつかあげましたので、ぜひ参考にしてみて下さい。

*国際レベルでリーダーシップをとっているのはUNEP(国連環境計画)。以前も紹介しましたが、最近、”Sustainable Living”に関して若者向けの分かりやすいリーフレットを出版しています。ここからダウンロードできます。

*イギリス政府は「パターンの転換:持続可能な消費と生産の枠組み」を国家政策として発表しています。ちょっとテクニカルだけど、面白い内容。

*日本は政府の調達(公用車から鉛筆まで、政府で必要なものを買うこと)に関しては、世界でもものすごく進んでいる方で、中央省庁全てできちっとグリーン購入(環境や社会に配慮した買い物をすること)をしているんですね。それは企業や行政団体から成るグリーン購入ネットワーク(GPN)という素晴らしい土台があるからで、これは世界から模倣される取り組みなんです。GPNではつい最近、一般の人たちを対象にした普及グッズを作ったり、京都GPNを立ち上げたり面白い活動をしてるんですが、政府や企業がターゲットになっている活動が多く、まだまだ一般市民の意識向上、行動改革までつながるプロジェクトは少ないです。

*海外のNGOは色々活動していて、例えばアメリカのNew American Dream. 英語ですが、下に紹介する素晴らしい本を出版しています。老舗ではカナダのAdbusters. 日本でもこちらの記事が「無買デー」を紹介してくれていました。

消費行動については、いろいろ書きたいことがあって、今回も盛りだくさんになってしまいました….
皆さんも「まず本当に必要なのかどうか?」をよく考えて買い物しましょうね!

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サステナビリティー, 買い物 | コメント (2)   

May 18, 2005

政府と環境省

環境省に席をおかせて頂いて3日たちましたが、実は自分が日本の政治システムについてあまり良く理解していないという事に気づいてしまい(お恥ずかしい〜)、「あー社会科の授業でやったなぁ〜」とか思い出しながら、調べてみました。しかしこういう機会にちゃんと言葉の定義なんかを調べておくことはいいことですねー。簡単ですけど、まとめです。間違っていたら、指摘して下さいなー。

まず「政治=Politics」とは、国家の統治に関する活動のこと。「政府=government」は、統治機関の総称ですが、狭義には「行政府」のことをさします。

日本の国家の体制は、立憲君主制 (=Constitutioal Monarchy) 「君主」とは、ある国家において終身の支配者となる人物のことで、日本の場合は、天皇!立憲君主制は、絶対君主制と違い、君主が権力を持っていないとは言え、日本はオフィシャルには「天皇を君主にする国家の体制」というのはちょっと意外。立憲君主制の国は日本以外にも、イギリス、オランダ、スウェーデン、タイ、マレーシアなど35カ国。なお、君主制の反対は共和制でアメリカなど。

また議会制民主主義(=Representative Democrary)とか、議員内閣制(=Parliamentary System)という言い方もある。この辺のことはこちらのブログが分かりやすくまとめてくれています。

さて日本の政治システムは、「国家の権力を集中させない」という考え方から、「三権分立」がとられ、以下の三つに機能が分かれている。

  • 「立法」…選挙で選ばれた議員によって政治に関する議論や決定が行われる場所。国政では特に「国会」と言い、地方自治体では「議会」と呼ぶ。日本ではDiet, イギリスではParliament, アメリカではCongress、フランスではNational Assemblyと呼び方が異なる。
  • 「司法」…裁判所。
  • 「行政」…属に政府(=government)と呼ばれ、行政機関を通じて行政活動を実施する。

で、この「行政機関」ですが、2001年に省庁再編が行われ、現在は以下の一府12省庁(そのうち省は10個)で構成されています。

  • 内閣府
  • 防衛庁
  • 国家公安委員会
  • 総務省(=Ministry of Internal Affairs and Communications)
  • 法務省(=Ministry of Justice)
  • 外務省(=Ministry of Foreign Affairs)
  • 財務省(=Ministry of Finance)
  • 文部科学省(=Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology)
  • 厚生労働省(=Ministry of Health, Labour and Welfare)
  • 農林水産省(=Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries)
  • 経済産業省(=Ministry of Economy, Trade and industry)
  • 国土交通省(=Ministry of Land, Infrastructure and Transport)
  • 環境省(=Ministry of the Environment)

環境省の職員はおよそ1100人。以下の局があります。

  • 大臣官房(=Minister’s Secretariat)….環境行政の円滑な推進のためのマネジメント、評価など。廃棄物・リサイクル対策部(=Waste Management and Recycling Department)も併設。
  • 総合環境政策局(=Environmental Policy Bureau)…自分が配属された部署なので、詳しく以下に書きました。化学物質の環境への影響を未然防止することにつとめる「環境保険部」(=Environmental Health Department)も併設されています。
  • 地球環境局(=Global Environment Bureau)…地球温暖化の防止に関する取り組みなど。
  • 環境管理局 (=Environmental Management Bureau)…工場、自動車などから排出される物質による大気汚染などの対策。水環境部(=Water Environment Department)も併設。
  • 自然環境局(=Nature Conservation Bureau)…国立公園の管理など。

そして総合環境政策局の中には、以下の四つの課があります。

  • 総務課 (= Policy and Coordination Division)…総務一般。
  • 環境計画課(= Environmental Strategy Division)…机が離れているのでまだ良く分かりませんが、「環境白書」なんかを作っているのかな?
  • 環境経済課 (= Environment and Economy Division)…私が在籍しているところ。環境税の検討、環境会計、グリーン購入などを手がけています。となりに環境教育推進室があって、こちらも面白そう。
  • 環境影響評価課 (= Environmental Impact Assessment Division)…道路や発電所などを行う際の環境アセスメントの推進。

ふー、今日はここまで。これからも環境経済課の取り組みについて、いろいろとレポートできればいいな、と思っています。皆さんも「政府や環境省のなんで?ここが知りたい!」あったら、代わりに現場取材?!してお答えしますので、質問送って下さいねー。

その他もろもろ | コメント (7)   

May 17, 2005

元気で活躍する女性の本

以前から気になっていた「環境ビジネスウィメン」という本を、環境省の方が貸してくれて読んでみました。この本は、去年、小池百合子大臣が「日本には未活用資源がまだまだ埋まっています!それは女性の力です!」という熱い思いのもと発起人となって開かれた「環境ビジネスウィメン 環境と経済の好循環を語る」という懇親会をきっかけに製作されたもの。

本では、環境をビジネスにして活躍している11人の女性の生き様や活動などを紹介。1993年よりてんぷら油などを使い終わった食用の油を再利用してディーゼル車の燃料を開発し、資源循環型の社会の提案をしている染谷商店の染谷ゆみさん(1リットルの油を捨てると1キログラムのゴミになるけれど、最利用されれば2tトラック一台が7キロメートルも走る燃料になるんだそうです)、有限会社イーズやJapan for Sustainabilityを主催して世界に向けて日本の環境情報を発信している枝廣淳子(えだひろ・じゅんこ)さん、地域から持続可能な社会づくりに貢献する元気ネットを主催する崎田裕子(さきた・ゆうこ)さんなどが紹介されています。どれもこれも元気で自由な発想の女性ばかりで、読んでいてワクワクしますよ!

そうそう、この本では紹介されていませんが、環境に携わる元気な女性といえば、滋賀県で菜の花プロジェクトをはじめた藤井絢子(ふじい・あやこ)さんも、ちょっとした有名人?!ですよね。日本で唯一の
環境生協を始めた人としても注目されていますが、その話はまた今度。

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映画・本・音楽 | コメント (0)   

May 17, 2005

有機野菜って?

安全でおいしい農作物を食べたいと思うのは、消費者にとって当然のこと。加えて、最近私が気をつけるようにしているのはフード・マイル。メキシコ産よりも中国産、中国産よりも埼玉産、と自分の住んでいるところの近くで生産された農作物をなるべく選択するようにしています。もちろん値段に大きな開きがある場合(たとえば:青森産のニンニク一個100円に対し、中国産のニンニク3個で100円)には考えてしまいますけど、なるべく地球環境に付加をかけない食生活を心がえているつもりです。

jasmark.gifさて日本で「オーガニック」「有機」と言ったうたい文句や表示をつけてスーパーマーケットで売るためには、必ず農林水産省が認定した機関から認証を受けなければなりません。「有機」認証を受けてはじめて、この「有機JASマーク」が商品に表示できるというわけです。このマーク、スーパーに並べられた野菜や果物についている人を見た人も多いのでは?これは2000年から始まった法律ですが、それ以前、乱立していた「有機野菜」と言うものが規格化されたという意味では一歩前進です。

しかし認定を受けるためには、ちょっとした落とし穴も。「有機JASマーク」をつけて農作物を販売するには、登録費用(10万円)、調査費用(7万円)、売上高×0.5%=「え、そんなに?」と思うほどの経費がかかってしまうんです。そのため、一部農家では市場に出して流通させずに(できずに)、消費者に直に売るしかなかったりするんだそうです。自分たちで流通販路を開拓、発展させるのは結構大変なことみたいです。

しかも、「有機野菜」は「無農薬」と同義ではありません。「有機野菜」は「できるだけ農薬を使わないで栽培されたもの」と定義されているだけです。野菜の表示一つでも、知らないことって多いですよねー。賢い消費者になるためには、いろいろな事を知らなくちゃいけないのね〜。

有機野菜の誤解
日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会

買い物 | コメント (3)   

May 16, 2005

環境省でインターン、始まりました

今日から大学院のコースの一環として、環境省で1ヶ月半のインターン(見習い)が始まりました。

配属されたのは「総合環境政策局」の「環境経済課」というところです。私は「環境問題」とくくられる領域の中でも、特に消費行動に興味があるんですが、「環境経済課」はグリーン購入に関する取り組みをしているとのことで希望を出していたら、快く受け入れて下さった、というわけです。

環境省は霞ヶ関、日比谷公園の真横にある合同庁舎ビルに入っていて、「環境経済課」は25階。窓際の席からはサンサンと太陽が降り注ぎ、思ったよりも広々とした清潔感のあるオフィスです。

私はこの課で、まずはフード・マイレージや地産地消の検討、スーパー・マーケットが循環型地域の中で果たせる役割の提案などの仕事のお手伝いをすることになりました。ちょうど阿蘇から帰ってきて、食と農業の問題については興味を持っていたし、直々に小池百合子環境大臣にリサーチ結果を発表出来るかもしれないので、とても面白そう!

これから1ヶ月半、この機会を十分に生かしながら環境省が「持続可能な社会」の実現に向けてどんな取り組みをしているのか体験し、少しでも日本の取り組みを充実したものにできれば、と思います。

その他もろもろ | コメント (4)   

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