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丹羽順子(にわ・じゅんこ)のホームページにようこそ!このサイトでは、環境問題やサスティナブルな暮らし方について、ブログ形式にて思いつくまま書いています。世界中の旅の記録や、映像作品もご覧頂けます。お気軽にコメント、メールお待ちしております。  koko@junkoniwa.net

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October 27, 2005

卒業しました

graduation.jpg一年間、続けてきた持続可能性のトレーニング・コースを修了し、先日、ジュネーブで卒業式がありました。晴れてイギリスの大学院修士号が授与され、これで立派な一人前?!

この一年間、政府(国際政府、国の中央政府、地方政府)、企業、NGOの活動に実際に参加する事で、それぞれのセクターが環境/社会に配慮したどんな取り組みを始めているのか、もっと取り組みを進める為に何が障害になっているのか、誰がリーダーシップを発揮しているのか、効果的な伝え方や変革のための効果的なツールはどんなものか、というようなことを学んできました。話し合いが行なわれるだけで組織改革が遅々として進まない断片化された政府組織。短期的な利潤追求のみを価値に拡大生産を続けるグローバル企業。物欲にまみれて幸せへの平衡感覚を失った目の濁った消費者とそのライフスタイル。そしてそれらの弊害が、気候変動という誰の目にもはっきりと見える人類への脅威として表面化してきている、警鐘の鳴る時代。私という小さな窓からの認識だけれど、世界の現状や社会システムが前よりはっきり分かってきて、分かれば分かる程、恐れ競い合う人間の負の側面を嘆きたくなったり、自分の力の小ささに悔しくなったりするのも確かでした。

でも、将来のビジョンをしっかりと持って、新しい社会のルールを体制の内外から作り直そうとしている人達にたくさん出会って勇気をもらいました。世界中で始まっている目を見張るような取り組みにいくつも遭遇してきたし、クリエイティブに何かを始めている人達の仲間の輪が着実に広がってきたし、サステイナブルなライフスタイルや企業活動が大きなムーブメントになって来ていることも確信しました。何より、自分自身に、次の時代を築いていく為に必要なスキルとネットワークと自信が備わりました。批判的になったり、絶望的になったり、刹那的に生きるのではなく、常に自覚的に地球市民の感覚を持って、自分の役割を全うしていく信念が生まれました。自分がこれからどんな方向性で社会と関わっていきたいか、自分の性格や専門性を活かしてどんなことが出来るのかが見えてきた気がします。(それが何かはまた、今度書くことにします!)

いやぁー本当に一年間、いろいろなことを吸収した。32歳にして、大学院修士2つもとっちゃって、奨学金をもらっての優雅な学生生活はひとまず終了。でもアクションしつつも、一生勉強は続けていくぞ!好奇心がなくなったら、人間、枯れてしまいますもんね。この恵まれた境遇に感謝しつつ、人と人、人と自然の関係が豊かになる活動を、微力ながらこれから本格的に始めます。ここまで支えてきてくれた家族、友人のみんな、本当にどうもありがとう。でも旅はこれから!明るい未来のためには、一人一人の想像力とアクションが不可欠。だから皆さん、巻き込まれたり、励まし合ったり、刺激し合ったりしながら、これからもどうぞよろしくお願いします! 

いろんな旅 | コメント (1)   

October 21, 2005

スイスは紅葉まっさかり

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この時期に一ヶ月スイスに住んで何が良かったかって言ったら、それはもう紅葉の美しさの一言。ここ数日は朝晩、またぐっと冷え込んできたので、緑色から黄金色へ、茜色からえんじへと、どんどん色が変わって行くんですね。すっかり紅葉の色にはまっています。当たり前だけれど、木は寒暖の差を敏感にキャッチして、こうやって一年のサイクルを繰り返すんですね。落ち葉もだいぶ増えて来たから、そろそろ冬の入り口が近づいて来ました…..  

ちなみに、この写真、全部今住んでいるところからお散歩して5分とかからない所で撮ったもの。素敵でしょ? 今日は一日英語のレポートを書いていたんだけど、夕方、ララ(南アフリカ人の友達。ベンチに座ってる。)とお散歩にいったら、空気は澄んでいて柔らかく、木々は優しい光を浴びていました。日本の紅葉はどうですか?

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いろんな旅 | コメント (6)   

October 19, 2005

ジュネーブでの刺激

すごく久しぶりのブログ更新!ジュネーブに来てから、はや3週間目。あと1週間ほどで、晴れて卒業式!

こちらで何をやっているかというと、ジュネーブは、世界でも一番国際機関が多く集まっているところ。というわけで、月曜日〜金曜日は、いろいろな国際機関(国際政府とNGOと両方)をまわって、彼らがどういう戦略で何をやっているのか、何が課題なのかを、レクチャ−してもらっています。今までに、国際連合、国連難民高等弁務官事務所、国際自然保護連合、WWF、WTO (世界貿易機関)、IISDなどに行きました。そして先週一週間は、LEADというイギリスのNGOが主催する、「国際交渉ネゴシエーションのワークショップ」に参加。20人ほどの参加者がそれぞれの国の代表に扮して国際交渉をする模擬国連みたいなもんで、国連での意思決定プロセスを体験しました。

ちょっとまとめ切れないぐらい多くの事を学んでるのだけれど、印象的なことをいくつか。

1/国連(国際組織)の改革が必要。例えばWTOやWorld Bank(世界銀行)の政策が発展途上国に不公平で抜本的な改革が必要だ、というのは国連内部で働いている人全てが思っていて、頻繁に話し合われていること。でも組織がデカイだけに、なかなか動きがとれない、省庁間の対立、組織の硬直化・断片化がネックになっているのは、どこも同じ話。(環境省で一ヶ月働いたときも、同じことを感じた)決定プロセスも、民主主義を重んじるあまり、とてもスローで遅々として進まない。

2/特に、私の勉強しているエリアで関係しているのは、”Sustainable Development” (持続可能な発展)というコンセプトを、どうやって国連組織で浸透させるか、ということ。現在、一番近い仕事をしているのは、UNEP(国連環境プログラム)なのだけれど、UNEPは国連の一つのプログラムでしかなく、「経済」「社会」「環境」の三つの柱のうち、「環境」がメインの仕事。しかもUNEPは、政策レベルの仕事が多く、実際の現場での仕事が少ないと批判されている。UNDP、WTOなどとのコラボレーションもあることはあるけれど、国連組織内での権限は弱い。

3/国際自然保護連合(IUCN)など、かなりしっかりとした国際NGOが存在するのは、頼もしい。例えば生物多様性の国際議案のドラフトを書くためのリーダーシップを取ったりと国際政策にもかなり積極的に意見を言っている(というか、実際に作っている)。いよいよNGOの時代だ、とつくづく感じる。NGOの方が、政府組織に比べて仕事の異動率(turn over)が高い=それだけ色々な現場を経験しているということ。

4/世界で二番目に住みやすい街(一番目はバンクーバー)とされるジュネーブに住んでいる高級(高給)官僚が、どれぐらい自分たちの生活の中に環境意識や世界への慈悲の観念を取り入れてるかは、はなはだ疑問。とても優遇されている環境の中で生活している人たちが、世界の貧困層や難民や教育を受けていない人のことを考えて政策をたてるのは、限度があるんじゃないか、と思う。どれぐらい痛みを分かち合っているのか? 南北問題や環境問題って、先進国に住む私たち一人一人のライフスタイルをもっとシンプルにすれば解決出来る事ってものすごく多いっていうのは、今や自明の理。でも高級官僚は、どれぐらい自分の生活を見直すことをしているんだろう?

とにかく「国連」と言っても、実体が全然分からなかったので、どういう組織になっていて、どういう人たちが働いていて、ということがビビッドに分かって、とても勉強になっている。これからの自分の仕事でどれぐらい関係するか分からないけれど、知識や感覚として気に留めておく事はすごく大事な気がする。

帰国子女で英語が出来たこともあって、昔は「国連で働く」というのが漠然とした夢だった。でもジュネーブでの経験は、国連って、他の大きな組織と同じく、ドキュメントや会議が多くって非効率的だし、現地の人たちのことをどれぐらい分かって働いているのか?という疑問は大きくなるばかり。

なので規模は小さくても、着実に地域で成果を出している事に関わって行きたいな、と今は思うようになりました。とりあえずはそういう所で経験を積んで(アジアかなぁ〜と漠然と考えているけれど)、それからもっと、国際スコープのある組織に移るのもいいなぁ〜とか。あ、でもその前に、やっぱり映画を一本作りたい。帰国したら、企画書を書いて、ファンド・レーシングして… フィジーの先住民族プロジェクトもあるし….学生生活も終わるし、いろいろ始めるぞ〜! 

あとは英語の重要性をつくづく感じる。(ジュネーブはフランス語だし、国際機関ではフランス語を使うところも多いので、もちろんフランス語も大事なのだけどね。)環境問題とか世界規模の問題に関わって行くと決めた以上、英語は必須だね。どれぐらい英語で自分を表現できるか、読めるか、書けるかっていうのはすごく重要。ものすごく上手でなくてもいいけれど、ハイレベルの会話をきちんと出来るように、意識して毎日頑張っています。

だって、ジュネーブに来てから、いろいろな課題(貧困、教育、ジェンダー、HIV/AIDS、環境、貿易、生物多様性などなど)に携わっている、いろいろな国の人たちにあっているけれど、みんな英語がすっごく上手なんだもん! レバノン人、セルビア・モンテネグロ人、ザンビア人、ハンガリー人、ウズベキスタン人、スペイン人、ノルウェー人などなど。頭もシャープで、ロジカルで、刺激になっています。何人かはこれからもつながっていく友達になれたのが嬉しい。

私はやっぱりインターナショナルな雰囲気が好きみたい。英語で話すのも好きだし、いろいろな国や文化や言語に触れるのが大好き。いろいろな国の人が、共通した目的やビジョンを持って活動しているというのは、つくづく勇気をもらうし、自分ももっと頑張ろうと思える。サステイナブルな世界に向けて!

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October 8, 2005

マラリア撲滅コンサート

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行ってきましたーUnited Against Malaria - マラリア撲滅を呼びかけるチャリティー・コンサート。超豪華ラインナップは、セネガルのユッスン・ドゥール、ピーター・ガブリエル、ブラジルのジルベルト・ジルなどなど。(写真で見えるかな?) 一番良かったのは、やっぱりピーター・ガブリエルかな。”Don’t Give up” “In your eyes”など、ユッスンとのデュエットもいかしてました。お客さんも盛り上がってたけど、何よりアーティストが一生懸命だったような気がする。こういうイベントになると、みんな熱が入るんだろうな。

チケット7000円ぐらいで、ちょっと高いかな?と思ったけれど、行って良かったー。大盛り上がりでした。特別ゲストは、なんと国連事務総長のコフィー・アナン!さすが国際機関の中心、ジュネーブの顔ぶれ。”This is not an event, this is a movemen. You are the United Nations.” と感動のスピーチ。音楽って、みんなの気持ちを一つにさせるな、って再認識。心に残るコンサートがジュネーブで経験できて、感動でしたー。

(肝心のマラリアに関して:アフリカだけで、毎年200万人が亡くなっているそう。マラリアは蚊が媒介するのだけれど、かかっても処方をすれば助かります。南アフリカ人、ロシア人、ハンガリー人、ウズベキスタン人の友達と一緒に行ったんだけど、帰り道、南アフリカ人の友達が色々と教えてくれました。日本でも地球温暖化が促進すると、マラリアが発生するというのだから、人ごとではありません。)

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October 8, 2005

公園で見る写真展

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ジュネーブの公園で行なわれている二つの写真展。どちらも素晴らしかったです!一つ(写真:左)は世界中の家族を撮った写真展。ジュネーブの湖沿いに展示されていて、そぞろ歩きをしながら、まるで世界一周旅行をしている気分。もう一つ(写真:右)は、有名なフランス人の写真家、Yann Arthus Bertrand氏の空中写真展。ジュネーブの人たちに愛されているバスティオン公園での展示で、これまた贅沢な上空からの世界一周旅行。特にお気に入りは、ニューカレドニアのマングローブが形作った天然のハート。それにしても、屋外でこんな写真展が開かれてるなんて、素敵ですよね〜。

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