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丹羽順子(にわ・じゅんこ)のホームページにようこそ!このサイトでは、環境問題やサスティナブルな暮らし方について、ブログ形式にて思いつくまま書いています。世界中の旅の記録や、映像作品もご覧頂けます。お気軽にコメント、メールお待ちしております。  koko@junkoniwa.net

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August 29, 2006

チョイス・エディティングとは

issuecover59.jpg愛読のイギリスのサステナ雑誌、Green Futures59号の特集は、Ethical Consumerism. 日本語で言うと、グリーンコンシューマー。その中でも、ダントツに面白かったのが、”Choice Editing”という概念と活動の紹介でした。日本語では、「選択肢の再編集」と言う訳でしょうか。持続可能な消費の新しいパターンを提唱し、実践する人たちの間では、今や、ちょっとしたバズワードになっているようです。

“Choice Editing”とは、簡単に言うと、「持続可能でない商品を市場からなくしてしまう」というもの。自然環境や現地生産者の生活に配慮していない「ダメな商品」は陳列棚に置かないようにする、そのために政府が介入したり、企業が自主的に商品販売を取りやめる、という買い物のパターンを変えて行く一種の強硬手段とも言えます。

背景には、オーガニックやフェアトレード商品などが色々と出て来て、マーケットシェアも伸びているものの(イギリスでは現在3〜5%、数年後には7〜10%になるという予測)、普及のスピードがまだまだ遅い。グリーンコンシューマーだけに購買を減らしたりパターンを変えたりするのを望んでいたのでは、マーケット全体のシフトとしてはなかなか変わらない。もっとシステマティックに、劇的に変えて行くのであれば、市場から非倫理的な商品の選択肢を排除していくしかない。と言ったことが挙げられます。「もはやファトレード信奉者だけのニッチマーケットではなく、グリーンな消費行動を一刻も早く、メインストリームにして、より大きなマーケットに拡大しなくてはならない」と言う訳です。

確かに、今までのグリーンコンシューマー・ムーブメントって、オーガニックやフェアトレード商品をどうやって広めるか?っていうことに集中してましたよね。それも重要だけれど、そもそもフェアじゃない商品の選択肢をなくして行くための政策やビジネスの在り方を考え、実践していくっていうことは、なんだか当たり前なのだけど新鮮な発想です。

チョイス・エディティングの具体例をいくつか;

1/無鉛ガソリン(lead-free petrol)は、以前は自主的な選択だったのですが、イギリス政府はethical consumerismに頼っていても需要はのびないと判断し、それ以外の商品を規制。

2/政府からの規制に限らず、企業からの自主的なChoice Editingも。イギリス最大手の卸売業者、Marks & Spencerは、「私たちは一部の商品だけをエシカルにすることは考えていなくて、全ての商品ラインナップをエシカルなものに買えようとしている。なぜなら私たちのお店に来るお客さんは、どれがエシカルで、どれがそうじゃないかと自分たちで見分けるのではなくて、全て私たちにそのスクリーニングを委託したいと思っているから」ということ。Choice Editingは彼らの重要なマーケティグ戦略に位置づけられているようです。

しかも、Choice Editingは、一部のライフスタイル転換推奨者が一方的にプッシュしていることではなくって、消費者の裏付けに基づいてのアクションです。National Concumer Councilが2005年に行なった調査によると、消費者のうち74%が、Choice Editingに賛成しているそう。消費者から「環境に優しくない商品は規制してくれ!」という積極的なアクションがなくても、多くの消費者の意識はすでに高く、少々、価格が高くなっても、エシカルな消費を購買したいと思っている人は実はとても多いというわけです。

グリーン・コンシューミングに関しての議論もアクションもまだまだ始まったばかりの日本。それに比べて、イギリスはいろんな動きが活発化して、とても刺激を受けます。この記事、こちらで全文が読めますよ。(英語です)

サステナビリティー, 買い物, 気になるニュース | コメント (4)   

August 28, 2006

日本の夏、お盆

夏も真っ盛りですが、登戸のお家は風通しも良く、クーラーをかけなくてもわりと快適。ヨーロッパで遊んで来た分、今年の夏は次のステップに向けて、NHK教育テレビで放送されている地球データマップのウェブ用原稿書きなどのお仕事を、ちゃんちゃん、とやっております。

bonodori2006.jpgさて、気分転換に近所にお散歩に行く事が多いんですが、近くの公園では、先日、日本の夏恒例、盆踊り大会が行なわれていました。「精霊を迎える、死者を供養するための行事」という意味合いの盆踊り。最近では、宗教性を帯びない行事として行なわれることも多いですが、それでも近所の人たちが夏の夜に集まり、一緒に時を過ごすのは素敵なことですよね。

obon2006.jpgこちらは、道ばたで見かけた「精霊馬」(しょうりょううま)。ご存知ですか?「故人の霊魂がこの世とあの世を行き来するための乗り物」として、きゅうりやナスに割り箸をさして作るんですね。きゅうりは足の速い馬に見立てられ、あの世から早く家に戻ってくるように、また、ナスは歩みの遅い牛に見立てられ、この世からあの世に帰るのが少しでも遅くなるように、また、供物を牛に乗せてあの世へ持ち帰ってもらうとの願いがそれぞれ込められているんですって。

「日本は宗教心がないとか、薄い」って良く言われますけど、ちゃんと目を向けてみると、まだまだ生活の中に、ちゃんとこういった習慣が根付いているなぁ、そういう風習を大切にしたいなぁ、と思う今年の日本の夏でした。

私の生活, イベント | コメント (0)   

August 10, 2006

ブログミーツカンパニー、提案実現!

去年のフジロックで会って意気投合した、とっても素敵な女性、広田奈津子ちゃん。彼女は、名古屋在住で、環音(わをん)という音楽交流の活動をやっているのだけれど、奈津子ちゃんのエネルギーはそれだけにはとどまりません。最近、ブログミーツカンパニー(ブログが企業をエコにする)というサイトを立ち上げて、成果を出しているようです。

ブログミーツカンパニーは、こんなサイト。

企業の社会的責任–「CSR」が一般化しました。しかし利益を追求する宿命を持った企業にとって、必ずしもエコを優先することは難しいことです。しかし、消費者の声さえあがれば踏み出せる一歩があるはずです。社会が望むことならば、企業のメリットにもなるはずです。ブログミーツカンパニーはそんな消費者と企業をつなぐツールです。

というわけで、実際には、サイトを訪れた人たちからエコアイデア(例えば「テレビ番組、グルメ業界でマイ箸を」「本屋やブックカバーをつけないことをメッセージに」など)を募集し、多数の賛成票が集まったものから企業に提案し、実施してもらうという流れです。

そして今年7月には、ブログミーツカンパニーとして提案したエコアイディアを、企業が実践し てくれるという「成功」第1件目が決まりました!!!おめでとう!内容は茨城の納豆会社がタレなしの納豆を開発したというもの。「ひとつひとつは小さな声でも、集まれば大きな変化を呼び起こす力になります。どうせ変わらない…と言わず、変化を楽しみながら、より良い未来へ向けて声をあげていきましょう。」消費者の声が上がりにくい、企業に伝わりにくい日本社会に風穴をあけてくれる小さな萌芽に、これからも期待大です!

サステナビリティー, 買い物 | コメント (2)   

August 1, 2006

Fuji Rock Festival ‘06

fuji0602.jpgFuji Rock Festival ‘06、行ってきました。やっぱりフジロックはいいですね〜。大自然の中で素晴らしいライブアクトが次から次へと目白押し。お客さんも大満足していた様子。例年のように大雨も降らず、最後の日は青空も広がって、快適な苗場の3日間でした。

fuji0603.jpgそして今年も何といっても、特別賞は…. “New Power Gear Field, Gypson Avalon”でしょう!小さいステージながら、電源(ステージの音響、ライト、ステージの周りにある飲食スタンドの電源全て)は、全て太陽光エネルギーとバイオディーゼル燃料(天ぷら油をリサイクルして作られたもの)でまかなうという徹底ぶり。ステージでは、ブラジリアンテイストたっぷりのSaigenjiや、三代目魚武濱田成夫のポエトリー・リーディングなど、普段はお目にかかれないようなとびっきりのパフォーマンスの合間に、「NGOアピール」と題して、なまけものクラブやNICEの活動なども紹介。最近始まったグローバル・クールという世界的な地球温暖化防止キャンペーンに賛同するとのことで、アピールには、なんとハリウッド俳優のオーランド・ブルームもかけつけました!

fuji0601.jpg今年も私は、AvalonでMCを担当。去年に引き続き、「地球温暖化や世界でおきている問題に関心を持って、一人一人が出来ることをやろう!」と、ステージから来場者に何度も呼びかけた3日間でした。おかげで喉はガラガラ、最終日はヘトヘトだったけれど、お客さんも拍手してくれたりして、一致団結!できたのが嬉しかったし、例年通り、とても充実した最高のステージでした。忙しくとも常にピースな現場は、本当に楽しいですね。スタッフの皆さま、ありがとう&お疲れさまでした!!!Avalonのフィーリングが、日常生活のいろいろな所で波紋をよびますように。

すでに伝説になりつつあるRed Hot Chilli Peppersのライブは逃したけれど、The String Cheese Incident のライブも見れたし、最終日はPalace of Wonderで、Crystal Palaceという木のテントを設営に来たアムステルダムのアーティストと友達になったりと、お腹いっぱいのフジロックでした。

ちょっと気になったのは、帰宅してからFujirockers.orgのBBSを見ていたら、「煙草の喫煙マナーが悪すぎる!」という意見が多かったこと。いくら野外と言えども、人がいっぱい居るところで煙草を吸うなんて言語道断。みんなが気持ちよく過ごせるフジロックであり続けるために、一人一人が気をつけて、来年も素晴らしいフェスを作って行きましょうー!

☆お知らせ☆
- フジロックに、エコレンジャーも登場!写真は後日、Balanaceのウェブにアップされる予定です。
- cosmosmileでいくつかのライブの音を配信します!

イベント | コメント (3)   

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